先日行われた、高校生キャリアデザイン講座第一回では、
高校生と大学生の座談会を行いました。
「暗記モノの効果的な覚え方を教えてほしい!」
という高校生の声に応え、大学生の先輩が自身の高校時代の経験をもとに、
役立った暗記方法を紹介しました。
ここでは、その一部をご紹介します。
Aさん:
私は自転車通学でしたが、自転車に乗りながら、覚えた公式や流れを思い出していました。
Bさん:
寝る前に一番優先順位の高い教科の暗記をやるのがオススメです。寝る直前に覚えたことが一番記憶に定着するそうですよ。
Cさん:
その時の感情や出来事と一緒に覚えていると思い出しやすいです。例えば、あの授業でやった英文に出てきた英単語だとか。模試でこの単語が読めなくて悔しかったとか。感情に関連づけると覚えやすいです。
だから、英単語だったら、やはり文の中で覚えるのが良いと思います。
Dさん:
似たスペルのややこしい英単語は、単語帳のインデックスを使うと便利です。アルファベット順に並んでいますから。拡大コピーして、それを単語帳のように使っていました。そういうのに特化した単語帳もあります。
Eさん:
英単語は、接頭辞を覚えると便利です。接尾辞は結構覚えている人も多いと思いますが。
例えば ’sta‐’という接頭辞 が「立つ」という意味を持っていると知っていれば、'stand'が「立つ」、'stable'が「安定した」など、未知の単語でも'sta'から始まっていれば「立つ」という意味に関連した語かな?と予測できます。
接頭辞の意味などは、詳しい辞書であれば載っています。
以上のような具体的な暗記方法を先輩大学生が紹介してくれました。
上手くいった先輩たちが実践していた暗記方法には共通点があると思いませんか。
それは、「いかに思い出せるように覚えるか」を考えていることです。
皆さんは、「覚える」ことばかり一生懸命にやっていないでしょうか?
大事なのは、
「暗記は覚える作業ではなく、一度覚えたことを思い出す作業だ」ということです。
先輩たちの経験上、思い出しやすいように覚えるには、
関連付けることや、思い出す作業を取り入れるのが有効です。
暗記を、一度覚えたことを思い出す作業だと捉え、先輩の工夫を参考にして
実践してみてはいかがでしょうか。
【11月5日(日)秋の高校生キャリアデザイン講座 第二回】
身近な問題をテーマにしたグループディスカッションを行います。
参加費は無料です。
お気軽にご参加ください。
英泉塾 高等部
☎ 048-829-7565
☆第一回の様子☆
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