2017年11月20日

ロジカルシンキング


秋の高校生キャリアデザイン講座 ~続き~


ロジカルシンキングの回では、
論理的に思考を整理する力として
「MECE」「So What? Why So?」
という技術を紹介しました。

MECEとは
Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive
の頭文字をとったものです。
ある全体集合を、重なりがなく、漏れもない
部分の集合として捉えることを言います。

So What?とは
ある問題に対して、
手元のデータから答えを抽出することです。

Why So?とは
抽出した答えが、手元のデータだけで
証明できることを確認することです。


今回は、実際にペアワークをして
その技術をトレーニングしました。

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今回の題材にしたのは
ある商品の売上高のグラフ、
商品に対する消費者のコメント、
消費者の傾向の変化のグラフなどなど。
高校生に馴染みのないものばかりでした。

複数の図や表や資料を読み取り、
そこから何が言えるかを要約する作業に
苦戦しつつも楽しく話し合っていました。

〇参加者の感想〇

✓分類の仕方はたくさんあり、分類の仕方によっては見えないものもあるということを学んだ。

✓聞かれたことに対して明確に答えることの難しさや大切さを学んだ。

✓社会に出てコミュニケーションの力が大切なことがよく分かった。今日やった論理的な思考は、社会に出て必ず役に立つと思う。


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入試改革でセンター試験に代わる
「大学入学共通テスト」の国語の試験では、

「多様な文章や図表などをもとに、複数の情報を統合し構造化して考えをまとめたり、その過程や結果について、相手が正確に理解できるように根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価する」

と述べられています。

 ● 多くの高校生が苦手とする複数の図表や資料の読み取り
 ● 根拠に基づいた論理的な論述
 ● 高校生に馴染みのない実社会の資料・文書の理解

英泉塾高等部では、キャリアデザイン講座や小論文指導で、
これらの力をどんどん養っていきます。





ただいま冬期入塾キャンペーン中です。

申し込みはお早めに!

英泉塾高等部 ☎048‐829‐7565

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2017年11月16日

グループディスカッション


秋の高校生キャリアデザイン講座が終了しました!

今回はロジカルシンキングを学ぶペアワークや
グループディスカッションなど、
アクティブラーニング型の活動を行いました。


グループディスカッションでは
「日本のハロウィンをより良くするには?」という
テーマにチャレンジしました。

IMG_1540_R.JPG

「日本の今のハロウィンの問題点は何か?」
「その問題点が起きている原因は何か?」
「それを解決するにはどうすれば良いか?」
と、テーマを問いに分解し、その論点を
順に話し合っていきました。

参加した高校生のほとんどは
初めてのグループディスカッションでしたが、
終始、積極的に意見が飛び交いました。

教育改革で身につけさせたい学力の3要素の一つに、
「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」
というものがあります。

少子高齢化、人口減少、グローバル化、
情報化、AIの発達など
急変する社会を生きていくうえで、
国もこの「学力」の必要性を感じているのです。

グループディスカッションは、まさに
この学力を身につけるのにぴったりです。

参加した高校生たちには、
ふだんの学校では得られない学びがありました。


自分の意見を言うことばかり今までは教えられてきたけれど、今度は相手の意見を聞いて引き出すことも大切なんだと分かった。グループ内でも偏った考えにしないようにすることを学んだ。

グループになってその問題について、多面的にみることの難しさや、普段からそういう思考を持つ大切さが分かった。人の意見から新しい糸口を見つけることの難しさを学んだ。


ロジカルシンキングに続きます・・・

posted by koutoubu at 22:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

高校生必見!役に立った暗記方法を先輩が紹介


先日行われた、高校生キャリアデザイン講座第一回では、
高校生と大学生の座談会を行いました。


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「暗記モノの効果的な覚え方を教えてほしい!」

という高校生の声に応え、大学生の先輩が自身の高校時代の経験をもとに、
役立った暗記方法を紹介しました。


ここでは、その一部をご紹介します。


Aさん:
私は自転車通学でしたが、自転車に乗りながら、覚えた公式や流れを思い出していました。

Bさん:
寝る前に一番優先順位の高い教科の暗記をやるのがオススメです。寝る直前に覚えたことが一番記憶に定着するそうですよ。

Cさん:
その時の感情や出来事と一緒に覚えていると思い出しやすいです。例えば、あの授業でやった英文に出てきた英単語だとか。模試でこの単語が読めなくて悔しかったとか。感情に関連づけると覚えやすいです。
だから、英単語だったら、やはり文の中で覚えるのが良いと思います。

Dさん:
似たスペルのややこしい英単語は、単語帳のインデックスを使うと便利です。アルファベット順に並んでいますから。拡大コピーして、それを単語帳のように使っていました。そういうのに特化した単語帳もあります。

Eさん:
英単語は、接頭辞を覚えると便利です。接尾辞は結構覚えている人も多いと思いますが。
例えば ’sta‐’という接頭辞 が「立つ」という意味を持っていると知っていれば、'stand'が「立つ」、'stable'が「安定した」など、未知の単語でも'sta'から始まっていれば「立つ」という意味に関連した語かな?と予測できます。
接頭辞の意味などは、詳しい辞書であれば載っています。




以上のような具体的な暗記方法を先輩大学生が紹介してくれました。


上手くいった先輩たちが実践していた暗記方法には共通点があると思いませんか。


それは、「いかに思い出せるように覚えるか」を考えていることです。


皆さんは、「覚える」ことばかり一生懸命にやっていないでしょうか?

大事なのは、
「暗記は覚える作業ではなく、一度覚えたことを思い出す作業だ」ということです。

先輩たちの経験上、思い出しやすいように覚えるには、
関連付けることや、思い出す作業を取り入れるのが有効です。

暗記を、一度覚えたことを思い出す作業だと捉え、先輩の工夫を参考にして
実践してみてはいかがでしょうか。



【11月5日(日)秋の高校生キャリアデザイン講座 第二回】
身近な問題をテーマにしたグループディスカッションを行います。

参加費は無料です。

お気軽にご参加ください。

英泉塾 高等部
☎ 048-829-7565


☆第一回の様子☆

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posted by koutoubu at 15:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする